建築を知る

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豊岡市民会館は、ホール棟と会館棟の2棟からなり、上部の大会議室でつながっています。ホール棟の大ホールは約1100席、会館棟にはさまざまな市民活動を支える機能が入っています。周囲は親水公園として計画され、ピロティで持ち上げられた建物が水面に映る構成です。
川を渡る橋が東西に建物を貫き、既存の市街地と新しいエリアを結んでいます。
竣工年:1971
構造:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
規模:地上4階・地下1階・塔屋2階
面積:敷地面積8,000m² 建築面積2,206m²
建築家・増田友也
豊岡市民会館は、指名コンペによって設計者に選ばれた建築家・増田友也が設計しました。増田は京都大学教授を務める一方、関西を中心に公共建築や文化施設を数多く手がけ、関西を代表する建築家として知られていました。
写真提供:渡部英彦
増田友也
兵庫県三原郡八木村(現・南あわじ市)生まれ。京都帝国大学工学部建築学科を卒業後、戦中は満州で過ごし、戦後は京都大学で教鞭を執りました。
「建築とは何か」という根源的な問いを追究し、日本の建築や庭園の伝統を踏まえながら、秩序ある空間構成と力強いコンクリート造形による独自の建築を数多く設計しました。代表作には尾道市庁舎、京都大学総合体育館、鳴門市文化会館などがあります。
豊岡市民会館は、こうした増田友也の建築思想を今に伝える作品の一つです。建物全体に貫かれた明快な構成や、細部まで一貫した設計思想は、豊岡市民会館の大きな特徴となっています。




